「あいつは要注意だな」



と古葉はにっと笑って言った



「ちっとだけ話し掛けにでもいこーかなぁ」



鳴山が行こうとしたら向こうから来た



「御久しぶりですね、鳴山氏」



近くで見ると意外と背が高い



「あぁ、久しぶり〜」



2人の会話は終了した



互いに言いたいことはしっかり伝わったのだろう



そして…時間になった



「ただ今時間になりましたので誘導を開始致します」


急な放送に驚いて周りがざわつく



「参加者のみなさんにはプレートが配られているはずです」



2人はプレートを確認した



「プレートが赤の人は第一会場、プレートが青の人は第二会場、プレートが黄色の人は第三会場ヘ案内します」



古葉は赤 鳴山は青だった



2人は別々に案内された