「ちっ、…まあいいか」



30分は意外とすぐに駆け抜けていった



30分が過ぎた後にベスト8メンバーが次々に部屋に入って来た



みんな何となく疲れている感じだったが顔は真剣だった



「おい鳴山、どうだった?」



鳴山は口の前に人差し指を置き



「結果は後で発表されるからそれまで言っちゃダメなんだってさ」



と笑いながらゆっくり口の前の指を丸にした



指が勝ったと言っていた



他のメンバーの勝敗は表情からは読み取れなかった