「まあ、ベスト4に誰が来ても負けはしないけどな」



「ったりめーだ。負けたらぶん殴っからな」



烏丸は古葉の前で拳を寸止めした



「はは、恐え〜」



古葉は烏丸の拳を指でつついた



「てめえ、ナメてんじゃねえぞ」



烏丸の今までのムカつくキャラは緊張を隠すためだったのかもしれない



そう考えたとき古葉はなんとなく嬉しかった



根はいい奴なんだなと感じた



時間はゆっくりだが音を立てる事なく走り去っていく



肌に感じることもなく今が過去に未来が今になっていく