会場はたくさんの中学生や高校生であふれていた



古葉は唾を飲んだ



ここにいる奴らと戦えると思うと緊張とわくわくが押し寄せてくるようだ



「いよいよだな」



古葉は隣にいる鳴山に話しかけた



「あぁ、そうだなぁ。…にしても1時間前なのにどんだけいんだよぉ」



鳴山は緊張してないよう二見えるが普段からこのような力の抜けた喋り方なのだ



2人は周りを見渡した



みんな警戒していた



ぴりぴりした空気が流れている



30分が経ち、更に人は増えた



テレビ局の部屋の中は結構ぎゅうぎゅうだった



すると鳴山は急に1人を睨んだ



「おい古葉ぁ、あいつが前回優勝者の風間だ」



睨んだ先には少し短髪の男がいた



鳴山は前回の準優勝者だ



ちなみに古葉達は15歳