「捕まえた」



ばっと両方から突っ込んで来た



が…



「おい、こいつら…腰にタオルがない」



2人共腰には何にもついていない



「とったタオルと自分のタオルは隠しちまったよ」



古葉は自信満々に言った



後、7秒



「近くにあるじゃーん?…タオル」



鳴山はタオルがある高校生を指差した



「おい井口、タオル貸せ」



「はあ?ざけんなよ」



高校生は仲間割れを始めた



「タオルはそのごみ箱の中だよ」



鳴山が言った



高校生がごみ箱を蹴ると中からタオルが



「あった3枚」



後2秒



「待て、3枚は数が合わない」



とったタオル2枚



2人のタオル2枚



ごみ箱のは偽タオルだった


2人はもうすでに逃げていた



ちなみに腰のタオルは2人が互いにとって隠していた



自分のタオルを腰からとってはならない



プレーヤーからとったタオルは腰に付ける必要はない