「なにー!?」



「何であのガキ、同じ色のタオルをとってんだ!?」



高校生はやばい顔で追っかけてくる



そう古葉がとったのは赤タオルだった



「逃げ切れっかな?」



鳴山に聞いた



「大丈夫じゃねぇかな?1分くらいなら」



余裕があった…が、



「土田、木村。そのガキを捕まえろ」



まだ仲間がいたらしく、挟み打ちになった



「鳴山、こっちだ」



2人は横に逃げたがそこは狭く、迷路のような路地裏



挟み打ちにされたら完全アウトだ



後、40秒



古葉は何かでこけた



宝箱だ



すぐに開けると中には微妙に違う偽タオル赤3枚が



「偽タオルか…。これどうにか使いますかな」



鳴山は確信した



鳴山は古葉に耳打ちした



「よし、乗った」



古葉は笑った



2つ曲がった辺りで高校生のやつらに挟まれた



逃げ道は…ない



あと、15秒