大好き

「あたしね。考えたんだ。一杯…一杯…」

またゆっくりとあたしは話始めた。

「あたし、センセが大好きだよ?お兄ちゃんみたいに優しくて…頼りっぱなしだった」

あたしがそう言うとセンセは複雑な顔をする。そんな顔見たくないよ。
切なくなって少し俯く。

「そんな顔しないで?恋愛感情抜きの大好きだから…」

ダメ?
…と顔を上げると…

ふわっとセンセの腕に包まれた。

「ごめんな。飛鳥…ありがとう」

センセの温もりが…優しさが嬉しくて、涙が溢れる。

「飛鳥と同じ好きをあげれなくてごめん。…でも、飛鳥のこと大切なんだ。」



…もう十分だよ。
あたし幸せだよ…

恋愛の好きじゃなくても、センセの『大切』って言葉貰えたから…

「センセありがとう。」

そう言ってセンセの腕から離れる。

「センセ、大好き」

あたしはこれでもかって位の笑顔を見せた。

センセは何も言わず、ニカッっと笑いあたしの頭をグチャグチャと撫でた。

ああ。

この顔が見たかったんだ…