「ちょっといいかな?」

「うっうん」

「麻海ーちょっと美波借りるね」

「ういー」

私は真姫や周りにいた女の子に囲まれ、教室を出た。


バンッ

真姫が壁を叩いた。

「あんた、麻海のなんなの?」

「友達だけど?」

「分かってるかもしれないけどあんたはクラスカースト

の下のレベルよ?麻海と私たちとあんたじゃ釣り合わな

いの!」

訳の分からないことを言ってる。

「何?私と麻海は仲良くしちゃダメなの?」

「当たり前でしょ?あんたクラスカースト知らないの」

「知るわけないでしょ」