「…リビングで待ってなさい。すぐに行くから」 お母さんはボソッと小さな声で言うと、台所の方に行ってしまった。 「…だってさ」 お兄ちゃんは振り返らずそう言うと、靴を脱ぎリビングへと向かった。 その後を追うように、山崎先生と一緒にリビングへと向かった。