「これがお妃様の元部屋にあるポストに入っていたので」 そう言って先程ヒラヒラさせていた真っ白の手紙を手渡してきた。 「この字は……………お母さんだ」 妃になった事は流石に家族には言えず、未だ宮殿で使用人として働いていると嘘をついている。 恐らく宛名に『側近部アニーナ・ミドル・セレファーナ』と書いていた為、勘違いした使用人が元私が使っていた空き部屋に入れてしまったのだろうが………… 一体、どんな内容の手紙なのだろう。 私はひと呼吸を置いた後に恐る恐る封筒を開けてみると、