「髪飾もこのドレスに似合う物をこちらから厳選し、決めるといったような形で宜しいでしょうか?そして、当日のヘアースタイルは私にお任せ頂いても宜しいでしょうか?」

「えぇ。お願いするわ」

サニーは私が陛下からこの宮殿に連れてこられた時から仕えてくれている、信頼できるメイドだ。

ダリアもアンナも同じで私はこの者らを信頼できると思っている。


任せても何も問題などないだろう。

「では、そのように準備致します」

サニーはそう言って私に向かい軽くお辞儀をすると部屋から出て行った―――――――……。