侍女によれば迷惑をかけたお詫びだと言っていたそうだが……お詫びにしては豪華すぎる。 別に何もいらなかったのに……。 私は自分の着ている上等なドレスをもう一度見る。 ………素材的にいかにも高そうで少し気が引ける。 「似合っているが……なぜそのドレスを選んだのだ。全くあの者は……」 「何か言いましたか?」 陛下が何か呟いた気がしてそう言葉を返したのだが、 「………何でもない。行くぞ」 どうやら私の気のせいのようで、陛下からエスコートを受けながら会場へと向かった。