「…………………………………なぜ、ここへ…」
私(わたくし)はその人物を見て思わず呆然とした。
何故なら私(わたくし)が一番欲しいと思っていた方がそこには居たから……………。
「なぜここへって言われてもなぁ〜。旦那が妻の寝所に行くのに理由なんているか?」
「いえ…………そのような事は。しかし、アルヴァン様はアンディードの王と会談中とお聞きしました。一体何ゆえこのような場所に…?」
アンディードの王は一体どうしたのかしら?もう会談は終わられたの??
そうならば……私(わたくし)がスフィアの処刑を急がしていることもご存知なのでは?
必死にその場の状況を判断しようと頭を回転させる。
もしアルヴァン様がご存知ならば……………その事で話をされに来たに違いない。
「……アルヴァン様」
「何で言わんかったんや」
「……はい?」
そんなアルヴァン様の短い言葉に思わず聞き返す。
「侍女から聞いたで。暗殺未遂事件が起こってたらしいな?こんな大きな事、普通のあんたなら言ってくる話やろ」
「……最近アルヴァン様はお急がしそうでしたので、お話するタイミングがございませんでしたの。いつ、お話しようか考えている内に今となりました」
アルヴァン様がどこまでご存知で、どう思われているか実に気になる。



