今スフィア様を助け出せるのは陛下だけだ。
私では助け出せれない……………。
しかし陛下にこのようなお願い無礼であるが、それでもスフィア様を何としてでも助けたかった。
元仕えていた主………と言うのもあるが、単に私がスフィア様の事が好きだったから。
また…………スフィア様とお話がしたい。
だから……………助けてほしい。
「………陛下。どうか私のお願い聞いて下さいませんか………?」
必死に頭を下げてお願いする。
対する陛下はその光景をジッと見つめた後、呆れたのか深いため息をついた。
「…………陛下」
『何て欲深き女だ』とでも思われただろうか。
心の中にそんな不安を抱きつつ、顔を上げ陛下を見つめていると、
「なんだ………そのような事か」
そう困ったようにそう口を開いた。
そして、
「そなたの大切なものであれば余は力を貸そう」
陛下は私の目を見つめながらそう言葉を返した。
「ほ、本当ですか………っ!?」
欲しかった言葉が聞けて私は思わず喜んでしまう。
「ありがとうございます…陛下!」
陛下が力になって下さるのであれば、力強い。



