暴君陛下の愛したメイドⅡ【完】



今スフィア様を助け出せるのは陛下だけだ。

私では助け出せれない……………。


しかし陛下にこのようなお願い無礼であるが、それでもスフィア様を何としてでも助けたかった。

元仕えていた主………と言うのもあるが、単に私がスフィア様の事が好きだったから。

また…………スフィア様とお話がしたい。

だから……………助けてほしい。


「………陛下。どうか私のお願い聞いて下さいませんか………?」

必死に頭を下げてお願いする。

対する陛下はその光景をジッと見つめた後、呆れたのか深いため息をついた。

「…………陛下」

『何て欲深き女だ』とでも思われただろうか。

心の中にそんな不安を抱きつつ、顔を上げ陛下を見つめていると、

「なんだ………そのような事か」

そう困ったようにそう口を開いた。

そして、

「そなたの大切なものであれば余は力を貸そう」

陛下は私の目を見つめながらそう言葉を返した。

「ほ、本当ですか………っ!?」

欲しかった言葉が聞けて私は思わず喜んでしまう。


「ありがとうございます…陛下!」


陛下が力になって下さるのであれば、力強い。