「……初対面の君にこのような話をするのもあれだが、私には突如消えた妹がいた」 そう言ってポツリ…と呟くように喋る。 「消えた……妹?」 又してもその侍女は驚いた。何故だか混乱しているようにも見える。 「何年も前の話になるのだが、その名は………… ジル・ギャビン。もしかして、君ではないのかい?」