あくまで表面上は爽やかな笑顔と如何にも不機嫌面でしばし睨み合う二人。 そんな嫌でも目立つやり取りを、 「わざわざあそこ通らなくても廊下は広いのになぁ」 「完全にヤキモチってヤツでしょっ。皇兄ってば子どもなんだからぁ」 「どうせなら、このまま天を強引に奪い返すくらいの勢いが欲しいよねぇ」 皇楽の行く先が気になって覗いていた三人が教室の影から見守り(という名の覗き見)。 三人プラス天の心配を余所に、予鈴のチャイムと共に不毛な睨み合いはようやく終わりを告げた。