裕也は卒業式を終えた。 そして、伊吹、詩織といた。 「春、まだ目を覚まさないのかな…」 「あれから半年か…」 「ごめん、今日、詩織家に集まるってやつ、ちょっと遅れる……」 「何かあんのかよ?」 「ちょっと、あの展望台に行きたいから…」 「分かった」