「裕也っ…!!」 「伊吹…詩織…」 「もう、バカっ!…」 「詩織が塾の帰りにお前が倒れてるのを見て、救急車呼んだって…… 今、お前のお母さんとお父さんが医者から説明受けてる。」 「そうか……」 すると、伊吹は裕也の胸ぐらを掴み、 「言ったよな? お前は待つことしかできねぇって… 何でこんなこと……」 「俺、人殺しかけた……」 「は?」 「でも、その時お前の言葉が浮かんだんだよ…」 「裕也……」 「俺、お前らの幼なじみ失格だな…」