遥華side


涙が枯れるまで泣きはらした後、純は

「困ったら何でも言って。静龍としてでも、木原純としてでも。

俺は何があっても遥華の味方だ。静龍もきっと。

多分俺たちが戻ったら倉庫に誘われると思う。無理しなくていい。

行きたくないならこのまま送ってくけど?」

と言った。一つ一つの言葉から優しさが伝わってくる。


・・・静龍。行ってみようかな。

私は仲間は作る気はないけど、純が心を許した連中とやらをもっと知りたい。

「ありがと、純。倉庫行ってもいいかな?」

すると純の顔はみるからに明るくなっていく。

いつもはポーカーフェイスなのに。なんでだろ?