リトルガーデン~愛溢れる場所~

でもあきひろはもの言わないシロップやうちの庭だけと深い関係を持ち、
いつも決して期待しすぎることはない。

頑固に黙り込むことはあっても、怒りにまかせてどなったりするのを見たことがない。

あきひろの親やおじいさんとの生活があきひろから吸い取って持っていってしまったものは、わたしがいくらなにをどうしようと決して戻ってくることはないものなのだろう。

わたしは彼に愛されているが、
それは友達の男の子たちが好きな女の子を思い詰めるような毒々しい美しさに満ちたものではない。

抜け殻に咲いた小さなひな菊みたいなものだ。