連れてこられたのはタワービルのダイニングレストランだった。窓際のカウンター席がカップル席のようになっていて、夜景を見ながら食事ができる。すごくおしゃれで素敵だ。ロマンチックすぎて胸がときめいてしまう。
いや、ちょっと待って。さながら我が社のイケメン王子様と一緒にこんなところで食事したら、何もなくても緊張してしまうよ。しかも王子は慣れていそうだけど、私は初めてでどうしていいかわからない。元彼だって、こんな素敵なところは連れてきてくれなかったよ。
ぼやっとしている私を、坪内さんはスマートにエスコートしてしてくれた。坪内さんはこういうところが似合うけど、私には敷居が高いよ。私は近所のファミレスで十分なんだけどな。
坪内さんは店員さんに、ぱぱっと注文する。さすが王子様。王子ほどこのシチュエーションが似合う人はいないよ。
一連の流れをじっと見ていた私に、坪内さんは苦笑する。
見ていたことをごまかすように、別の話題を捻りだす。
いや、ちょっと待って。さながら我が社のイケメン王子様と一緒にこんなところで食事したら、何もなくても緊張してしまうよ。しかも王子は慣れていそうだけど、私は初めてでどうしていいかわからない。元彼だって、こんな素敵なところは連れてきてくれなかったよ。
ぼやっとしている私を、坪内さんはスマートにエスコートしてしてくれた。坪内さんはこういうところが似合うけど、私には敷居が高いよ。私は近所のファミレスで十分なんだけどな。
坪内さんは店員さんに、ぱぱっと注文する。さすが王子様。王子ほどこのシチュエーションが似合う人はいないよ。
一連の流れをじっと見ていた私に、坪内さんは苦笑する。
見ていたことをごまかすように、別の話題を捻りだす。



