「とりあえずスキンシップとか」


「そうだったね、そしたら…こう?」



肩をツンツンと突っつくと、ひゃはっとくすぐたがってる。


「うわー、微妙!俺は嬉しいけど、武藤ならイラッとするかも」


「わっ、じゃあダメだよね。どうすればいいのー?」


「ポンッと。軽く」


軽く…ね?


「小松くん、サンドイッチ食べよう?」


「いいね~」


触ることでこっちを向いてもらえるし、いいかも。


武藤くんっなら…チラッと見てすぐに目を逸らされるかもだけど。



それでも一瞬だけでも目が合うならいいよね?


小松くんはあっという間にサンドイッチを食べてしまった。


ひと袋じゃ足りなそう。