「イチャイチャしてた…」



「えーっ、そうかぁ?スキンシップだって」



スキンシップ?



へぇ…。



「距離が縮まると、親近感わくし本音で話せるだろ?」




そういうもの?



そういえば武藤くんと修学旅行でかなり接近したよね。



安心感増したし、それで距離も縮まったのかも。




…あたしの一方的な想いだけどね?



「武藤にもやってみれば」



「ええーっ!!でっ、できないよ」



サラリととんでもないことを言うんだから!



「話しかけるとき、毎回耳元で」



「むっ、ムリです!そんなことしたらハエみたいに追い払われそう」



「ハエって!結構ドキッとするんだって。最初はボディタッチから始めよー。武藤くんっ、おはよう~ってな」



武藤くんにするのを想定したのか、小松くんがあたしの肩に手を置く。