呆気に取られるあたしと…もうひとりは、桃園さん。



他の女の子はウェルカムな雰囲気を醸し出している。



「こんなことしてバレたらどうなるかわかってる?」



おおっ、さすがクラス委員。



桃園さんが男の子たちに臆することなく言い放った。



「バレねーの、大丈夫だから」



どこから来る!?その自信!



山田くんはニコニコしながら全員分のカードを配っている。



「もう寝るからしない」



言っても無駄だと思ったのか、桃園さんは布団を被って寝てしまった。



「桃園、ノリ悪いな。他のヤツらは?やるよなっ」



山田くん、本気でここに居座るつもりみたい。




あたしも寝ちゃう?



だけどまだ全然眠たくない。



それに先生にバレたときが怖いよ…。