【完】武藤くんって甘くない

「そうだな…1年分ぐらい」


えええっ!


それってー、あと1年は抱きしめてもらえないってこと!?


「一日の間違いだよね?また明日ハグしたくなるよね」


「知らね」


イタズラっこみたいな顔を見せたあと、スタスタと早歩きになる。


武藤くんの歩くペースは早い。


ゲートに向かっているから、急いで追いかけた。


スタッフにチケットを渡してパーク内へ足を踏み入れる。


平日なのに人で溢れている。


それでも、そんなことも気にならないほどのBGMにイルミネーション、そして異世界に飛び込んだような不思議な雰囲気に包まれる。


「わぁー…」



夢の世界だ…。