【完】武藤くんって甘くない

「くっつきすぎ」


「だって大好きだもん…」


更にぎゅうっとして突き放されるかと思ったけど、武藤くんはなにも言わない。


もう少し抱きついていてもいい?


なにも言わない代わりに、背中に腕がまわった。


ドキッ…。


「誕生日の分な」


キュッと武藤くんに抱きしめられた。


やっ…やったー!


武藤くんがあたしを抱きしめてくれてる。


まるで夢のよう…。


「お前、甘え過ぎ」


しばらくぎゅっとしていて、そのまま動かないからかそう言われてしまった。



「えへへ…武藤くんを充電中」


「もうフルだろ?ほら行くぞ」


「うん」


たっぷり武藤くんを満喫したよ。


「ねぇ、武藤くんは?いっぱい充電できた?」


俺が?とか言われそうだけどね。


それでも聞いてしまう。