【完】武藤くんって甘くない

そしてしばらくすると、ライトアップされた観覧車が見えてきた。



わあっ…綺麗。



武藤くんと観覧車に乗ってみたいな…。



だけどそれは海の向こう側で、ここからだと遠い。


またいつか、一緒に行けるといいなぁ。


ぼんやりとそんなことを思っていると、ちょうどドアが開いた。


降りる人を通すためにドアギリギリに立っていると、武藤くんに背中を押された。


「ここで降りよう」


あ、そうなの!?


ここってー…なにがあるの?


ホームにはあまり人がいなくて、降りる人も極わずか。


武藤くん、とりあえず降りたのかな。



行く場所、特に決めてないって言ってたもんね…。