「あ…ありがとう」



思わず涙ぐむ。



こんな幸せってないよ。



「なにお礼言ってんの?面白いやつ」



「うっ…嬉しくて。まさか彼女になれると思ってなかったし」



「そか。ま、これからよろしくな」



「よろしくお願いします!」



夢のような時間はあっという間に過ぎ、お互いそれぞれ家に帰ることに。



明日学校で会って、実は冗談だったってことはないよね?



あたし、本当に彼女になったんだよね?



心配だから確認しておこうかな…。



家に着いて、武藤くんに連絡を…。



ああっ!



結局聞けてないよ。



なにやってるのー、あたし!



小松くんに教えてもらおうか。



いやいや、また怒らせそうだよね。



明日までガマンガマン。



早く明日が来るようにと願って、早いうちに寝ることにした。