「相手はからかってるのか、本当に美希さんに欲情しまくりで抑えられないのか。」

 小声で言われても眉をひそめてしまう内容なのに、顔は熱くなる。

「認めたらどうですか?
 今みたいに赤くなるのは彼を男として見ていて少なからず好意があるってこと。」

「だってかなりの年下だよ?
 未成年だよ?あり得ないでしょ。」

 ここは大人としてハッキリと否定したい。

「じゃ次に会って迫られても笑って拒否できますよね?
 可愛い恋愛対象外の男の子なんですね?」