強引にアパートに押し入ると美希さんの脚の間に無理矢理俺の膝を押し込んだ。
 そして割り込んだ脚の間に俺の劣情を押し付ける。

 ゆっくり美希さんの心に近づこうと思っていたのに。
 そんなの無駄なあがきだと思い知らされた。

 だったら、忘れているのなら思い出させてやる。
 俺が忘れたくても忘れられないあの夜のことを。