大きな失態は犯さずには済んだけれど始末書を書いて久々の遅い帰宅。

 元彼を見返すどころか助けられて馬鹿みたいだ。
 本当、若い子にうつつを抜かしてた罰だね。

 段々と悲しみに変わって怒りが込み上げてくる。

 なんであんな体だけの関係を求める年下野郎のために心乱されなきゃいけないの。
 私は大人で社会人としてしっかりしなきゃいけない。

 そうだよ!あんな奴!!

 悲しみを怒りに変えると少しは元気になってきた。
 悲しんでばかりはいられない。

 だいたい……。
 彼とは体の関係があろうとなかろうと球技大会が終われば終わりだ。