私の好きな警察官(ひと)!

【あらすじ】
ある日の飲み会帰り、お気に入りの財布を失くしたOLの香恵。翌日駆け込んだ交番で超絶タイプな警察官 蓮見に、出会って5秒でうっかり告白してしまう。そんな香恵を冷たくあしらう蓮見だが香恵の気持ちは冷めるどころか余計燃え上がり、絶対に蓮見を振り向かせる!と意気込む。それ以来、香恵は交番に通うのが日課になる。しかし、出会って3ヶ月が経っても蓮見との距離は縮まることを知らず、香恵は同期でチャラ男の生田に男心を教えて欲しいと頼む。ところが、なぜか生田に突然キスされて……!?香恵は完全に聞く相手を間違えた!と青ざめる。───突然脱チャラ男宣言をして猛アプローチを仕掛けくる生田と、優しかったり、意地悪だったり、冷たかったり、思わせぶりだったりとどこまでも香恵の気持ちを揺さぶる蓮見。「キス、したくなったって言ったんだよ」香恵の想いは、蓮見に届くのか?

【今後の展開】
蓮見は元カノからの依頼でストーカー被害が落ち着くまでの間、業務上、元カノにかかりつきになる。仕事と分かりつつ、モヤモヤする香恵は蓮見に子供じみた態度を取り喧嘩に。自分より元カノが大事なんだと落ち込む。仕事の帰りに誰かにつけられている気配を感じて近づく足音に香恵が振り向くと怪しく笑う若い男に突然、抱きつかれてしまう。恐怖から声も出せない香恵を助けてくれたのは、たまたま香恵のアパートへと向かっていた生田だった。
交番では松本と浪岡が香恵の話を親身に聞いてくれた。肝心な蓮見は今日も元カノに付きっきり。さっきの恐怖と、こんな時に蓮見がいない寂しさから泣きそうになる香恵を生田が優しく支える。交番を出た2人は、元カノの送迎を終えたらしい蓮見と遭遇。生田の蓮見に向けたトゲのある言葉に何も言い返せない香恵。何かあったのかと心配する蓮見に、香恵は何でもないと強がり作った笑顔を向け、心配する生田と別れ1人帰宅した香恵。すぐに追いかけてきた蓮見の声に玄関のドアを開ければ、生田から話を聞いた蓮見に「別れよう」と告げられる。突然のことに香恵はフリーズ。頷くことしか出来なかった。
後悔するほど蓮見を想う日々を送る香恵。2週間が経ちついに明日に迫った夏祭り。蓮見と別れた今、約束通り生田と行くべきなのかと悩んだ末、生田と夏祭りに行くことに。その夜、落し物を拾った香恵は、恐る恐る交番に。そこには松本と蓮見の姿が。いつにも増してよそよそしい蓮見に胸を傷めながら松本の「明日の祭り行くの?」という質問に、素直に生田と行く旨を伝える。
蓮見は元カノを職場へ迎えに行き、自宅へと送り届ける毎日。仕事と割り切れば苦ではないが香恵を想うと複雑だった。元カノから部屋に誘われ「大事なやつがいる」と断わると"変わった"とからかわれる。いつも周りから"言葉足らず"だと指摘される。交番へ戻る途中、香恵と生田に遭遇。親しげな2人に嫉妬するも咄嗟に冷静を装う。松本から香恵の被害を聞いた蓮見は自分の不甲斐なさから別れを選ぶ。喜怒哀が忙しい香恵に気づけば強く惹かれていたことを今さら気づく蓮見だったが、恥ずかしさからそれを声に出して伝えられないままだった。しかし、別れてから益々、香恵への気持ちが強くなる。香恵が生田と祭りに行くと知り焦りばかり募る。
祭り当日。生田とはしゃぐ反面、暇さえあれば見回りをしているであろう蓮見の姿を探してしまう香恵。そんな香恵に生田はグイグイ迫る。その度に、蓋をしようとしている蓮見への気持ちを誤魔化せなくなっていく。花火を見るため河川敷まで来た2人は、並んで空を見上げる。生田は不意打ちで香恵にキス。驚きすぎて固まったままの香恵。突然強い力に引かれ連れ出された香恵は、相手が蓮見だと分かり泣きそうになる。人気のないところまで歩いた後「俺以外を受け入れるな」と蓮見に噛み付くようなキスをされる。蓮見と香恵の思いがやっとひとつに重なる。