「蓮見さんって、どこに住んでるんですか?」
「隣駅だ」
「え!近っ!」
何だ、たった一駅先に蓮見さんは暮らしてるのか。
そう思うとやけに近い存在な気がしてしまう。
ってか、
「何だか、知らないことが多すぎますね、私たちは」
「……すぐ拗ねんなよ」
「す、拗ねてませんよ。ちょっと寂しくなっただけです」
蓮見さんの好きな食べ物、好きな曲、好きな色。
好きな季節、好きな場所、好きな天気。
誕生日も、家族構成も、どんな学生時代を送ってきたのかも。
嫌いなものも、全部……全部知りたいと思うのに。
私は蓮見さんのことを何にも知らない。
「今度、家に来ればいい」
「……えぇ!?」
蓮見さんの発言に目を見開いて驚く私。
そんな私に蓮見さんはやっぱり楽しそうに笑う。
だ、だっていきなり家っ?!
難易度MAXじゃないですかそれ!!!
「お前、会社どこにある?」
「え?会社?……えっと、ここから二駅先ですけど」
それが何か…?と、続けた私は蓮見さんの意地悪な笑みにこれから何を言われるのかと少しだけ身構える。
「なら、俺の家からなら一駅で着くな」
そんな私のことなどお構い無しに蓮見さんはサラッと爆弾を投下した。
……いや、待てよ?落ち着け、落ち着け香恵!!
私には=泊まりって聞こえたけど、相手はあの蓮見 和弥!そんなはずない!そんなはずはない!!
「あの、それはつまり」
「家に泊まるくらい平日でも出来んだろ。俺の家から出社すればいい」
『休みが被るの待ってたら埒が明かねぇ』と眉間にシワを寄せる蓮見さんに、それはそうだけど……と内心思いながら
「……と、泊ま……泊まるって、」
そんな難易度高いこと私にはまだ無理ですよ!!と、叫びそうになるのを必死にこらえて、甘く疼く胸を隠した。
「隣駅だ」
「え!近っ!」
何だ、たった一駅先に蓮見さんは暮らしてるのか。
そう思うとやけに近い存在な気がしてしまう。
ってか、
「何だか、知らないことが多すぎますね、私たちは」
「……すぐ拗ねんなよ」
「す、拗ねてませんよ。ちょっと寂しくなっただけです」
蓮見さんの好きな食べ物、好きな曲、好きな色。
好きな季節、好きな場所、好きな天気。
誕生日も、家族構成も、どんな学生時代を送ってきたのかも。
嫌いなものも、全部……全部知りたいと思うのに。
私は蓮見さんのことを何にも知らない。
「今度、家に来ればいい」
「……えぇ!?」
蓮見さんの発言に目を見開いて驚く私。
そんな私に蓮見さんはやっぱり楽しそうに笑う。
だ、だっていきなり家っ?!
難易度MAXじゃないですかそれ!!!
「お前、会社どこにある?」
「え?会社?……えっと、ここから二駅先ですけど」
それが何か…?と、続けた私は蓮見さんの意地悪な笑みにこれから何を言われるのかと少しだけ身構える。
「なら、俺の家からなら一駅で着くな」
そんな私のことなどお構い無しに蓮見さんはサラッと爆弾を投下した。
……いや、待てよ?落ち着け、落ち着け香恵!!
私には=泊まりって聞こえたけど、相手はあの蓮見 和弥!そんなはずない!そんなはずはない!!
「あの、それはつまり」
「家に泊まるくらい平日でも出来んだろ。俺の家から出社すればいい」
『休みが被るの待ってたら埒が明かねぇ』と眉間にシワを寄せる蓮見さんに、それはそうだけど……と内心思いながら
「……と、泊ま……泊まるって、」
そんな難易度高いこと私にはまだ無理ですよ!!と、叫びそうになるのを必死にこらえて、甘く疼く胸を隠した。


