ナースステーションで姫花の病室を聞いて、エレベーターに乗る。 最上階。 いちばん端の病室のドアをそっとノックする。 「はーい! どうぞ」 すぐに中からいつもの、元気そうな姫花の声が聞こえてきて安心した。 「入るよー」 そう断ってからガラリとドアを開ける。 「あ、憂! ユウ!」 来てくれたんだね! とベッドから降りようとする姫花を「寝てて寝てて!」とふたりで止める。 「もー! あたし大丈夫だよ、入院なんてね、パパが大袈裟すぎるだけなんだよ……」