・・・ 最初の出会いはそんな感じ。 ちょっと話しただけ。会話という会話でもなかった。 それよりも学校の王子様的な存在の樹くんが普通に話してくるなんてびっくりした。 そして、信じられなかった。 だって、わたしはどこにでもいるような平凡女子。 名前を知っていることが不思議でならなかった。 あんな風にちやほやされる人が、みんなの名前をちゃんと覚えているなんて。 そりゃ、人気も上がるなぁと他人事のように思っていた。