ただ、居場所が欲しかった。 てっぺんを取る、と意気がっていれば、血の気の多い新入生はついてきた。 勝てると思っていたわけじゃない。 それでも、ここに自分がいるということを、示したかった。 鈴蘭を制覇しかかっていた、芹沢に。