『よ〜し!
じゃあ、先生も張り切って掘るぞ〜!!』
2日寝込んだ体はすこし怠いけど、明後日はもうクリスマスイブ
今年は子どもたちとわいわい過ごせるなんて、あたしは幸せ者だと心から思う
『よーし、じゃあ砂場着に着替えて掘ろう!』
『わ〜い!』
子どもたちは、着替えをしようと一斉に教室へと走り始めた
ちょうどその時、園の駐車場に大きな木を載せたトラックが一台、ゆっくりと止まった
『あれ?早いね、もう着いたみたい』
園長先生に話してくるわ
山下先生も、園舎へと駆け出した
じっと見ていると、運転席から、長身の男性が降り立つのが見えた
『拓海くんのお兄ちゃんかな?』
挨拶をしようと、一歩を踏みだしたその時
振り返ったその男性に、あたしの目は釘付けになった

