『とにかく
拓が居るからあたしは帰るけど、ちゃんと様子を見てるのよ?』
わかったわね?
泉は俺に執拗に念を押してから自宅のあるマンションへと帰って行った。
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こんな感じで、話は続き、目を覚ました彼女は俺に衝撃の理由を話してくれた
いつもニコニコの、さながら天使のような彼女
一体どんな大バカ者が、彼女を振ろうなんて考えやがったんだ!?
本気で見も知らぬ男に腹が立つ!
冷静に考えてみれば、俺にとっては千載一遇のチャンスなのだけど
こんなに泣くほどそいつが好きだというのなら
・・どうにかしてやりたいと思ったりもするんだ・・・
でも、やっぱり
彼女を両天秤にかけるような男になんて、絶対に渡したくない
明け方、声を殺して泣く彼女に気づいて、俺はついに彼女に手を伸ばした
俺の腕の中に易々と収まってしまう小さな体
強く抱きしめたい衝動を必死でこらえて、柔らかく、俺の胸に閉じ込めた

