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ーー頭、痛いーー

ボンヤリした頭
恐ろしく重い瞼

盛大なる二日酔いの朝

半分も開かない瞼で見えた景色に二日酔いが一瞬で消えた

「・・・へっ?」

フカフカの布団は私のピンク色のカバーと似つかないアイスブルー

可愛い物沢山の部屋じゃなく
シンプルで・・・いや
ベッド以外何もない部屋

慌てて身体を見ると昨日のスーツがシワになっている

「・・・うそ」

乱れた髪と顔とスーツ

ココハドコ?

左前方に見える扉を開けば、きっとこの謎解きが叶うのに・・・

全くもって1ミリの勇気もなくて

魂を抜かれたように呆然とする私に

コンコンと2回聞こえたノック
そして・・・

「起きてたか」

「・・・っ」

何ということでしょう

「あ、あ、あのっ」

「朝ごはん出来てるから、おいで」

ベッドの脇に立って朝からキラースマイルを見せたのは

藤堂室長ーーーーっ

いつもと違ってスウェット姿で髪もラフに下ろし・・・更に萌えメガネ

もう死んでも良いと思える程の状況に

もちろん・・・固まる私