ムカッと腹が立った。 私は、思わず手を挙げて蓮先輩の頬を 平手打ちする。 バチンと大きな音が鳴った。 「さ…最低!!」 泣きながら叫ぶと そのまま走って行ってしまった。 「……。」 蓮先輩は、それを黙って見ていた。 そして、ニヤッと笑った。 その表情を知らずにその頃 私は、全力で走っていた。 走ったせいで息が苦しい……。 胸もだが……。