「すご~い!!さすが
あの双子のイトコなだけは、あるわよね
ねぇ、七海」

明里は、カメラで撮りながら
私に言ってきた。

「う、うん。そうだね……」

でも、何だか不安な気持ちになった。

その意味は、分からなかったけど
のちにその人が原因で波乱が起きることは、
気づきもしなかった。

放課後。
私は、生徒会で仕事をしていると

「キャアッ!!」

ガッシャン!!

うっかりゴミ箱を蹴り飛ばしてしまった。

「こら、またお前か!?
何回、物を壊したら気が済むんだ?
資料も全然使えんし…」

「…すみません」

「これぐらいの事も出来ないで
よく月(ルナ)が務まるな?」

森安先輩は、呆れた表情を言われる。