未亜って、私?



別の人じゃなくて?



でも、そこにいたのは確かに私の両親だった。



…私、もうすぐ死ぬの?



思わずそこから逃げ出した。



あぁ、またおとーさんに怒られちゃうかな。



「未亜、走っちゃダメだ」って。



でも、今はそんなこと聞ける状態じゃない。



ベットの中に潜り込んだ。



そして私は、その小さな温かく、けれどなぜか冷たい世界で涙を零した。