「舞は本当にたこ焼き買いに行っただけ。すぐに戻ってくるから安心してここで待ってなさい。」



「…花園っちの中で俺は犬なの?」



犬なんじゃない?いつも追いかけてくるし。



「あ、猫がよかった?」



「じゃあ猫で。」



「OK」



舞が人混みの中をするりと通り抜けて来た。



「おまたせ〜!」



「よし、じゃあ行くか。」



いつの間にか、楠木くんが仕切ってる…。