「…は?」



「知らなかったの?」



いや、だって、そんなはずはない…。



確かに、未亜はあのとき…



あのとき…?

待て、もしかしたら、勝手な推測だったのかもしれない。



琉音は確かに、あの日、未亜に呼び出された。



けど、未亜が琉音を殺したという証拠を差し出せるものは何もない。



俺の 勘違い……?



「あの事件のこと、細かく知ってんの?」



「まぁ、ね」