昼になり、西風が素早く舞のところに駆けつける。 あいつ、本当に足速ぇーよな。 「未亜ー!お昼食べよ!」 俺も負けじと彼女の元へ駆けつけようとする。 「うん、あ、屋上行こー。」 そのとき、一瞬足が止まった。 …嘘っぽい笑顔。 やっぱ、今日何かあったんかな。 心配になり、話を聞こうと近づく。 「未亜〜俺も行くー」 「いいよ!楠木くんも一緒に食べよー! あ、でもそしたら うち、お邪魔かな…?」