それから一日が経つが、西風の話によると今日は遅れて来るらしい。 3限目の授業中。 教室のドアが開く音がして、もしかして、と期待する。 そこには、未亜がいた。 途端に鳴る心臓。 …マジか。 好きな人が学校に来るだけで、こんなに嬉しくなるんだ…。 それは、俺がしっかり恋をしてる証みたいなもので。 ていうか、なんか様子おかしくね? 教室に入るなりキョロキョロと見渡す彼女。