その日、琉音が この世から消えた。



警察は、自殺だと言った。



でも、俺にはわかっていた。



絶対、花園っていう女が殺したに決まってる。



琉音はあの日、あいつと会っていたのだから。



あのとき、琉音を止めていれば…



そして俺は、復讐を決めた。



それから半年が経ち、琉音が通っていた学校に転入してきた。



両親には、琉音が感じていた学校生活を俺も経験したくなった、と言って。