そして、私たちは屋上に着いた。 「ねぇ、未亜?」 最初に声をかけてきたのは、舞だった。 「ん?なに? お腹空いたから早く食べよー」 なんて、嘘。 本当は全然空いてない。 病院で聞いた事実が、私の食欲を奪ったみたい。 「あ、…そうだね。」 やっぱり、舞の様子がおかしい。 3人でお弁当箱を開き、それぞれ「いただきます」と言う。 「あのさ、未亜、 今日どうしたの?」 途端にドキッとする。 「今日?別に普通だよ。」 やばい、そんなに私、今日 不自然だった?