「未亜〜俺も行くー」
知らない男子が声をかけてきた。
誰だ、こいつ。
明るいブラウンの髪色で、馴れ馴れしい呼び方で話しかけてきたその男は、にこやかに言っていた。
「いいよ!楠木くんも一緒に食べよー!
あ、でもそしたら うち、お邪魔かな…?」
やばっ、このままじゃ舞がいなくなる。
私的に、知らない男子と二人きりでお昼は無理…
なので、
「ううん!舞もいていいよ!ね?楠木くん?」
途端に、二人の様子がおかしくなる。
あれ?私、何か変なこと言った?
「…あっ、じゃあ、うちも一緒に食べる。」
舞の声のトーンも変。

