一度そう思うと、可哀想に思えた。 私は、いくら病気を患ってたとしても動くことができる。 けど、この教室はできない。 ずっとここで、一人ぼっち。 これから私も、こうなるのかな。 「そしたら、一緒だね。」 ボソッと呟く。 すると、どこからか足音が聞こえた。 だんだんこっちに近づいてくる。 …きた。